中山間農業での重要な電柵設置作業も一段落した7月24日にファーム志和の役員を集め，講師に野生動物保護管理事務所　広島事業所　上級研究員の横山典子先生をお招きし猪鹿への対策手法研修会を行いました。
　はじめは座学で猪と鹿の特性や被害状況の説明を受け，その後は現場に出て，ファーム志和が預かっている田んぼのや周辺の現場視察をおこない，問題箇所の指摘や対策法など細かく指摘を受けました。この地で大量駆除を行うなら箱罠より囲い罠の方がよいの指摘をうけました。

座学で研修

被害現場での研修

　特に電柵の線の張り方の間違い，より効果的な配線の高さの指摘を受けました。逆に先生からワイヤーメッシュの使用箇所の提案がありましたが，それによる現場の草刈りの難しさが生じる点などを伝えました。
　最後の座学では『今年度すべき効果的な対策法』と田圃を見回る時の視点を学ぶことができました。
　鹿の被害は今は少なくなりましたが，猪の田圃への侵入や土手の被害が増える時期です。美味しいお米作りのために，見回りや対策など頑張ります。

被害現場での研修２